所蔵ポスター展

 ワルシャワ・ショーモン・ラハティ

             一  世界の、ポスターのある街から。


■開催期間

 2020年10月23日(金)~ 12月18日(金)

■開館時間

 10:00~16:00 

■場所 

 日本国際ポスター美術館

 (岐阜協立大学内 7号館 1階) 

■休館日

 土、日、祝祭日、及び臨時休館日

 臨時休館日はホーム月間 臨時休館日ご確認ください。

■入場料 

  無料  お気軽にご来館下さい。 

 

【ご注意】

今後の新型コロナウイルス感染状況等により開催期間、開館時間等を予告なく変更する場合があります。ホーム月間 臨時休館日で開館状況については、ご確認ください。



 当美術館は世界中の著名なデザイナーのポスターを収集、展示、研究をし、デザイナー達との交流もしています。

 今回の、所蔵ポスター展(ワルシャワ・ショーモン・ラハティ   一世界の、ポスターのある街から。)では、交流のある多くのデザイナー達が活動する都市(国)にスポットをあて、彼らのポスターと背景にある文化を探ります。

 ワルシャワ(ポーランド)・ショーモン(フランス)・ラハティ(フィンランド)の3都市では、世界的なポスターコンクールを開催をしており、ポスターシティとも言えるでしょう。日本国際ポスター美術館が「ポスターシティ大垣」を活動の大きな柱としている点もポスター展開催の目的の一つです。

 3都市(国)から20名のデザイナーを選び、各5点の合計100点のポスターを展示しています。



 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレのオープ

ニングには、世界中から多くの人が集まる。その前後、数日間にわたり広い街のあちこちで展覧会のオープニングが催され、集まった人々が会場を目指し大移動する。

 ワルシャワの街を歩くと大きな広告塔にポスターが貼ってあるのが多数目に入る。トラムやバス網が発達しておりその停留所にも同様に貼ってある。そのポスターの中にはポーランドデザイナーの作風が生きた個性的なポスターが一定の割合であり、それらを眺めるのが移動の楽しみの大きな部分を占めている。

 ポスターの具体的な特徴としては、メインのビジュアルから文字まで手描きの筆致を生かしたものが多い。人の温もりを感じさせるが、それを生かす絶妙なレイアウトにより不思議な存在感を放つ。ワルシャワ美術アカデミーの歴代の教員たち、学生たちが街の風景を作っているのだなと感動する。


 パリ東駅から電車で3時間のショーモン村では、毎年国際ポスター&グラフィックデザインフェスティバルが行われる。村の中のあちこちに展示会場があり、主要部分は歩いて回れる範囲にある。オープニングに参加できたことはないが、展示を見て回ると、洗練された作品や受付をする学生のボランティアの様子に活気を感じる。

 フェスティバルのマークはレイモン・サヴィニャックによるものでほのぼのしているが、選ばれて展示されているのはデジタル世代の激しいコラージュやコントラストの強いタイポグラフィが多い。

 フランスという国を一括りにはできないが、当館と関わりのある各地のデザイナーに見られるような、色彩の鮮やかさと社会へのメッセージ性、アーティストであるという誇りは繋がっているように感じる。パリの広告塔のポスターは、ほとんどが個人の作風を排除したものであるので、地方都市の方が活躍できる場があるのかもしれない。


 ラハティポスタートリエンナーレは最近まで“ビエンナーレ”で、ワルシャワの開催されていない年に行われていた。ワルシャワが巨大すぎてそれと比較するものではないが、毎回各国から何人ものデザイナーが集まる。規模はこぢんまりしていて、自然とデザイナー同士の付き合いが親密な雰囲気になる。

 集まったデザイナーでヘルシンキ芸術大学(現アアルト大学)教授のマリヤッタ・イトコネンさんにキャンパスを案内してもらったり、ペッカ・ロイリさんのお宅に呼ばれて夕飯をごちそうになったりした。

 そういったきどらないふるまいや、性別や年齢に関係なくフラットな人間関係が、森と湖に囲まれて暮らし、自然と共に生きるフィンランド人の気質で、それは彼らの静かだが強くシンプルを極めるようなデザインと繋がっているように思われ、日本のデザインにも似ている部分があるように感じる。



10月23日(金)オープニング&ポスタートークは、終了しました。

ご来館頂きました皆様には、厚く御礼申し上げます。

❐ 以下の日程でオープニング&ポスタートークを開催いたします。

◆ オープニング & ポスタート一ク   ※ 入場無料 参加事前予約不要

・2020年10月23日(金)14:00 ~ 

・ 当美術館に於いて (岐阜協立大学 7号館 1階) 

  堀冨士夫(館長)

  山田信子(美術館スタッフ)

  宮川友子(グラフィックデザイナー)